2018年M-1グランプリを見て思ったこと。最年少優勝「霜降り明星」の強さは幼少期にあり。

1年に1度開催される、漫才の頂点を決める祭典「M-1グランプリ」。みなさん、ご覧になりましたか?

いやあー今年も面白かった!!もうみーーーんな面白かったです。

溢れる思いを抑えきれず、ブログに感想を書くことに。

2018年M-1で最年少優勝を果たした「霜降り明星」については、最後に考察しています。そこが気になる方は、読み飛ばしてくださいまし!

M-1グランプリと漫才の世界

 

2001年から始まったM-1グランプリ。当時私が中学生くらいの頃?お笑いが好きでずっと見ています。

視聴率は、今でも関西の方が大分高いみたいですね。

  • 2015年: 11回 トレンディエンジェル 関東地区17・2% / 関西地区21・4%
  • 2016年: 12回 銀シャリ    関東地区13・5% / 関西地区23・8%
  • 2017年: 13回 とろサーモン  関東地区15・4% / 関西地区24・0%
  • 2018年: 14回 霜降り明星   関東地区17・8% / 関西地区22・3%   データ:日刊スポーツより

旦那もお笑い好きですがこういうショーレースにはさほど興味なし。長女のうーちゃん(4歳)も、今年は付き合って見てくれました。

M-1を見る4歳長女

youtube大好きっ子でもM-1は面白いみたいです。大阪の血が受け継がれてるのかしら。

決勝は次の日見ましたが、その後一緒に感想を分かち合う人がいなくて寂しくて、M-1のGYAO反省会と打ち上げまで見てしまいました。(笑)

スポーツ選手と違って「誰にでもなれる」漫才の世界では、より参加人数も多ければ様々な人がいますよね。社会の縮図的な部分もあり、他の業界業種に共通することもたくさんあるのでは、とついついビジネス&子育て的な視点で見てしまいます。

そんな超私的な感想を書き込めました。ぜひ最後までお付き合いいただければ嬉しいです!

2018年M-1グランプリの私的ハイライト

久しぶりの若手優勝でM-1に戻った「ガチンコ勝負感」

2018年M-1グランプリを優勝した「霜降り明星」のお二人は、25・26歳の史上最年少優勝。初出場で見事、観客と審査員の心を鷲掴みしました。

M-1グランプリの開催が一旦終了した第10回までは、コンビ結成10年以内が出場条件でしたが、M-1グランプリが復活した2015年からは、コンビ結成から15年以内と出場できる枠が広がりました

休止中に代替の大会として開催されていた「THE MANZAI」はコンビ結成年数に制限がありませんでした。そんな中、博多華丸・大吉が優勝した2014年に、ビートたけしさんが「若手の勢いのある漫才が最近は面白いと思われがちだが、(博多華丸大吉)のようなゆっくりやる実力派ベテランの方が面白い」的な発言をされました。

お笑い界でも芸術界でも超大物のビートたけしさんの発言の影響もあるのか、博多華丸・大吉が優勝した次の年から復活したM-1グランプリでも、結成年数が長いコンビの優勝が続いていました。

  • 2015年: 11回 トレンディエンジェル 結成 2004年 / 11年
  • 2016年: 12回 銀シャリ    結成 2005年 / 11年
  • 2017年: 13回 とろサーモン  結成 2002年 / 15年 

無名の若手のチャンスの場というよりも、長年日の目を見ていないベテラン芸人の夢の大会との印象が強くなっていたのでは。

そんな流れを断ち切ったのが、今回優勝した「霜降り明星」。

軽快な動きのボケのセイヤさんと絶妙なワーディングと切れ味鋭いツッコミの粗品さんの独特なスタイルの漫才は、まさに新生。予選をトップ通過し、優勝候補の正統派漫才の和牛を1票差で抑えてそのまま優勝。

先輩後輩もなく、漫才のスタイルも関係なく、

とにかく面白いヤツが1番を取る。

まさにガチンコ勝負の大会というM-1グランプリの本来の面白さが戻ってきた!そんな気がしました。

「ジャルジャル」のゲームネタはアドリブ

個人的に応援していた、ジャルジャル。とにかく自分たちのスタイルを貫く独創的な漫才が面白くて好きです。

そんなジャルジャルの今年のM-1ネタも、2人でゲームをしていくという、お馴染みのスタイル。「国の名前分けあいっこ」という名前のゲームで、一方が国の名前の一部を言って、もう一方が完成させると言う内容(例:福徳さんが「イン」と言うと、後藤さんが「ドネシア」と答える)。

早いテンポで難しくなっていくゲームの中、面白くなっていくだけじゃなく、一切噛まないのがすごいな〜と思っていました。すると、驚愕にも、あのゲームの掛け合いは毎回「後藤さんがいつツッコミを入れるか」を決めずにやっているそうです!(打ち上げで話していました。)

すごくないですか。あのM-1の舞台でアドリブって・・・メンタルがぶっ飛んでますね。千鳥もびっくりしてましたね。

業界人はベテランの「ギャロップ」を応援

今回のM-1で、同じ漫才業界に最も応援されていたと感じるのが、「面白くないハゲかたをしている」でいじり倒された林さんがツッコミを担当している「ギャロップ」。初出場にしてラストイヤーでした。

大阪では有名なコンビのようです。私は、小藪さんのエピソードトークでボケの毛利さんの話が出てくるのを聞いたことがあったくらいで、漫才のネタは初めて見ました。落ち着きのある笑いが安心する、正統派の漫才でしたね。

・審査員の中田カウスさんのフォロー

ギャロップの漫才の後、感想を聞かれた審査員の中田カウスさんがこうおっしゃっていたのが印象的でした。

今回一番のダークホースだと思っていた。2人の漫才はもっと面白いと言うことだけ分かっていて欲しい。

劇場でギャロップのお二人の頑張りをよく見ていて、応援したいんだなあと言うことが伝わってきます。

・M-1反省会での千鳥による贔屓

また、M-1直後に開催された反省会でも、MCを務める千鳥が、審査員の辛口コメントに落ち込むギャロップに対して「大丈夫、絶対仕事増える」と強い語気でフォロー。

王者である霜降り明星との会話の後、エンディングの際には再びギャロップの林さんを呼び寄せ「みなさん、よろしくお願いします!」とテレビの前でアピールをされていました。

視聴者には贔屓のように感じられますが、そう思われてでも、本当に応援したいんだろうなあと、気持ちが伝わってきました。千鳥の正直で性格の良いところがが滲み出ていました。

・サンドイッチマン伊達さんが名指しで絶賛

また、2007年M-1王者の「サンドイッチマン」ツッコミ担当の伊達さんも、M-1の感想を公式ブログで更新。

あと、俺がめちゃくちゃ笑ったのはギャロップ!スタジオではあまり点数が伸びてなかったが、俺は一番笑ったかなー。彼らが巧くて面白いのは知ってたから、楽しみにしてました。

と、ギャロップを名指しで絶賛されていました。

最年少で最強な「霜降り明星」の強さの秘密

 

4,000組以上のお笑いコンビが出場する頂上決戦M-1グランプリを結成5年で優勝するなんて、至難の技ですよね。ほぼ独走状態でそれを実現した「霜降り明星」の強さと秘訣はどこにあるのでしょうか。

実は、霜降り明星のセイヤさんと粗品さんは、2人とも若くして「漫才師」になっています。最年少だからと言って、決してお笑い歴が短くはなく、偶然コンビ結成されたわけでもないのでした。

小学生から漫才師だった霜降り明星「セイヤ」

M-1グランプリの後の速報大反省会にて、MCを務める陣内さんとのトークの中で、

セイヤが小学生の頃、陣内さんがMCを務めるテレビ番組で「小学生漫才師」としてテレビに出場した。

と言う話題が出ていました。小学生の頃にすでに「中島ミート」と言うコンビ名でマクドナルドのネタなどで漫才をやっていたセイヤさん。もちろん周りにそんな本格的な漫才をやっていた子供がいなかったからこそテレビ出演にも至っているんですね。

その後も、中学時代にアマチュア芸人でテレビに出演したり、高校時代に集団でイジメを受けたが、文化祭で作ったコントが表彰され、「笑いでイジメを跳ね返した」エピソードなどがあり、「お笑い」との接点は常にあったようです。

高校時代から芸人として活動していた「粗品」

ツッコミの粗品さんも、高校時代からアマチュア芸人として活動したり大喜利のサイトを運営していたりしていたそう。関西では有名な私立の高校・大学に進学するも、大学を中退されています。

お笑いへの情熱を感じるし、なかなか肝の据わった学生ですよね。

ちなみに私と一緒の母校のです(笑)。変わり者が多い学校でしたが、流石に漫才師をやっている子は、私が通っていた頃はいませんでした。

ハイスクールマンザイで出会った2人

Wikipediaによると、霜降り明星のセイヤさんと粗品さんは、「ハイスクールマンザイ」と言う、「高校生お笑いNo.1」を決める大会で出会ったそうです。それぞれ別のコンビで出場されていました。また、大阪の準決勝でそれぞれ敗退されていたそう。

その後、お互いが別々の大学に進学し、粗品さんが大学1回生の頃によしもとのオーディションに合格し、大学を中退してお笑いの道を進むことを決心したと。そして、当時大学生で教師を目指していたセイヤさんを熱心に口説いて見事にコンビを結成したそうです。

最年少の「最強コンビ」結成は必然

そう。M-1グランプリを最年少で優勝した「霜降り明星」のコンビ結成は、たまたまヨシモトで出会ったわけでも、たまたま同期だったわけでもなければ、たった結成5年で完成されてきたものではないのです。

お笑い芸人のコンビでは、ネタはどちらか1人が書いていることが多いと思いますが、霜降り明星は2人一緒にネタを考えているそうです。「動きがキレキレで面白いボケ」がたまたまM-1の審査員にハマったわけではなさそうですね。

若い頃から2人が持っていたお笑いへの情熱がお互いを引き合わせ、長年磨いてきたお笑いの実力がお互いに熟知した相方を持ったことで、今回実ったのではないでしょうか。

「霜降り明星」に見る子育てのヒント

 

霜降り明星の独特で絶妙なお笑いのセンスは、一夜にして築かれたものではないと言うことが分かりました。2人の小さい頃から持っていた漫才への情熱と、人と違うことをしてきた経験が、今の強い個性に繋がっているのではないかと思います。

そしてそこには、子育てをする親として心がけたいことがたくさんあると思います。

好きなことを極める

小さい頃からお笑いが好きだった霜降り明星の2人。とにかく子供の「好き」を親として見守り、伸ばしてあげることがいかに重要か、と言うことを再認識させられます。

好きを突き詰めて、小学生で実際に「漫才をやってみた」セイヤさん。そこにセイヤさんの親御さんが関係していたかどうかは分かりませんが、言えることは、夢中になれることを親として支えてあげたり伸ばしてあげる機会を提供して協力してあげることが、その子の「好き」をより突き詰めることに繋がるのではないか、ということです。

我が家も改めて、子供の「好き」を伸ばすことを肝に銘じたいと思います。

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みんなと違うことをする

小学生はもちろん、中学生、高校生でも漫才師を本格的にやっている人、周りにいましたか?少なくとも、私の周りにはいませんでした。学校では「ひらがな」や「計算」は全員が学んでも、「人の笑かし方」なんて教えてくれません。

「みんながやっていること」ではなく、「みんながやっていないこと」に子供の頃から力を入れていたことが、今の霜降り明星の2人のネタの個性に繋がっているのではないでしょうか。

そう言う意味では、親として、子供の頃に「周りのみんなができるようになること」をさせるのではなく、「みんながやっていないような経験」をさせてあげることがいかに重要か、という気もしてきます。

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子供の決断を受け入れる

霜降り明星のツッコミ担当である粗品さんは、私立の高校・大学を進学の後、大学1回生の時によしもとに合格されて大学を中退されたと書きました。

少し粗品さんの親の気持ちになってみてください。「名門の私立大学を中退して芸人になる」と息子に言われたら、すんなり受け入れられるでしょうか?

私だったら、我が子を思うが故に「大学は卒業した方が良いのでは」と意見してしまうと思います。でも、もしそうしていたら、よしもとに入れなかったかもしれないし、相方のセイヤさんはもう教師になっていてしまって今の最強コンビも組めなかったかもしれないですよね。

粗品さんがM-1の優勝賞金500万円の使い道を聞かれた際、「お母ちゃんの好きなものを10個買ってあげたい」とおっしゃっていたところを見ると、お母さまも決断を受け入れて応援していたのだろうな、と想像できます。

子供が情熱を注ぐことを見守り、その決断を受け入れ支えてあげられるようになりたいなーと改めて思わされました。もちろん、上手くいかなことが大半かもしれないですが、そこまでして情熱を持って取り組めるものであれば、努力が次に繋がるのではないでしょうか。

最後に

 

長々と書いてしまいましたが、とにかく言いたかったことは、

M-1は今年も面白かったし、ドラマがあったし、とにかくみんな最高!!!

最高のエンターテイメントをありがとうございました!

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